コンビニびと

大手コンビニの店舗システムに携わるモノのつぶやきです。すべての道はコンビニにつながる。

続・コンビニ業界再編、LAWSON子会社化。

大手総合商社の三菱商事は、LAWSONを子会社化する方向とのこと。

三菱商事はもともとLAWSONの筆頭株主、このたび出資比率を50%以上に引き上げた。 狙いは、三菱商事の調達力を生かしローソンの商品力をさらに強化すること。

三菱商事は、資源価格低落をうけ、ことし創業以来初の赤字となり、資源以外の分野で収益力を向上させる方針を打ち出していた。 LAWSONは、ファミマの合併により、ことし業界3位になることがわかっており、商品力や海外進展が課題になっていた。

それぞれの課題が浮き彫りになっていたなか、ことし6月から三菱商事出身の竹増氏がCOO社長に、玉塚氏はCEO会長体制として両者連携を強めて課題解決や競争力の強化を推し進めていた。

コンビニ業界順位や店ごとの日販(1日の販売額合計)って、コンビニ本部にとっては本当に重要な指標です。ただ、あまり指標ばかり追いかけているとダイエー時代(LAWSONの前親会社)の失敗、数値を見て客を見ず、を繰り返しているようにもみえてきます。

我々利用者からすれば、国内何位だろうが、海外何店舗だろうが、自分の嗜好・スタイルに合う商品が置いてあるコンビニにいきたいだけ。 幾ら数値が良くても、美味しくない弁当・パン・飲料を前面に出すコンビニにはいかなくなります。

三菱商事の強力な後ろ楯により、利用者をよくみた戦略を打ち、存在感を発揮する新生LAWSONになることを期待します。